2014-9-21 本願寺水道と白川分水をたどるウオーク 晴れ 210名
久しぶりの秋晴れの一日、琵琶湖疏水と京都の深い繋がりを見聞するウオーク例会を楽しみました。
出発地のJR京都駅には、本願寺水道の歴史パネルが展示され、みなさんが興味深く観賞されていました。「東本願寺と環境を考えるプロジェクト」のリーダー林様より、水道の歴史と保存にかける熱い思いをご披露頂き、元気にスタート。
東本願寺前では、本願寺様のご協力で水圧調整バルブを公開、同時に鋳鉄管のカットモデルの展示も頂き、皆感心しておられました。
五条大橋では露出している鋳鉄水道管を見、建仁寺前ではマンホールなどを見学しました。
蹴上・船溜りに設けられている本願寺水道の水源池で、KWAの語り部から「琵琶湖疏水の活用、そして本願寺水道の建造逸話」を聞きました。
その後、南禅寺の水路閣から、哲学の道を経て南田児童公園で昼食休憩とし、本願寺水道探訪を終えました。
午後は白川分水をたどるコースです。この疏水は蹴上から琵琶湖疏水を分流し、北大路などの京都北部の「灌漑、水道、防火」に利するべく建設されました。領域は住宅化が進み、灌漑利用は遠のきましたが、静かな住宅環境と自然が融合した流域として、広く市民に親しまれています。
疏水が高野川をサイフォンでくぐる地点から、紫明通りの疏水道を歩き、疏水が鴨川をサイフォンでくぐる地点とサイフォン口を訪ねました。紫明・堀川せせらぎ公園を通り、疏水が市民を癒している堀川遊歩道を歩み、JR二条駅にゴールしました。
明治時代の壮大な水利建設に感動し、びわ湖疏水へ深い感謝を感じた秋の一日でした。