活動報告ブログ
2014.08.01
H26.7.27 京都盆地に刻まれた太陽の道
前日まで38度Cの猛暑日が続くなか、180名もの参加を頂きました。加えて午前中の天候は俄雨がしばしば襲ってくる荒れ模様でしたが、それが幸いして、酷暑を避けたウオークとなりました。
天平・奈良時代に大陸から伝来し、日本に様々な文化や技術をもたらした秦氏の偉業を訪ねるウオーク。秦氏は、深い太陽信仰をもっており、夏至や冬至時点の太陽軌跡に沿って、神社や生活拠点が設けられていました。
先ず、冬至の日入りラインに位置する「松尾大社」を訪ねました。続いて梅宮大社、広隆寺を経て、秦氏の京都地域での本拠地「太秦」に足を伸ばしました。その中心に位置する「木嶋神社(通称 蚕の社)」には、特異な三本柱の鳥居が鎮座します。語部・桜井氏が、秦氏の歴史と偉業を熱く説き、聞き入っていました。
昼食時刻には雨足がきつくなり、急遽JR円町駅の軒下を借用する事としました。久しぶりの軒先昼食で、若干心がおどる気分でした。
午後は京都御苑を経て、荒神橋たもとで、かち割り氷の給水サービスを行い、一時の冷を楽しみました。最後のポイントは、夏至の日出ラインに位置する下鴨神社を訪ねました。境内は「みたらし祭」に賑わっており、語部・桜井氏から「糺の森が、秦氏の信仰に深く関わる歴史」が語られました。
猛暑が一休みした一日、京都・太秦から発信した秦氏の偉業を訪ねたウオークでした。
出発式でのコース説明
蚕の社で語り部が、秦氏の偉業を語る
雨天のため、JR円町駅軒下を借用し昼食
久しぶりの軒下昼食に話が弾む
荒神橋近くで、かち割り氷のサービス
糺の森で、歴史を聞く