2020.11.06
2020.11.04 観にウオーク 嵐山・小倉百人一首歌碑めぐり 天気 晴れ 参加者数 28名
今回の観にウオークは、慣れ親しんだ、嵐山の紅葉観賞、寺社仏閣参拝でなく、小倉百人一首の歌碑めぐりにチャレンジしました。嵐山亀山公園の東隣にある嵯峨嵐山文華館内に本部を置く小倉百人一首文化財団が、作成・設置・管理する百個の歌碑を順にめぐりました。
JR・嵯峨嵐山駅に集合、計28名(内スタッフ5名)が、4.5人毎の小集団に分かれ、順次、出発しました。最初の、野宮地区には、藤原定家の「来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ」に代表される新勅撰集に載っている4首の歌碑を巡りました。次の奥野々宮地区では、天智天皇の「秋の田のかりほのいほのとまをあらみわが衣手は露にぬれつつ」に代表される後撰集に掲載されている7首をめぐりました。この2ヶ所は、数も少なく、順にならんでおり、比較的スムーズに回ることが出来ました。3番目が二尊院前にある長神の杜地区、紫式部の「めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半の月かな」に代表される新古今集の14首と伊勢大輔の「いにしえの奈良の都の八重桜けふ九重ににほいぬるかな」に代表される詞花集の5首をめぐりました。さて、次が49首の歌碑のある亀山地区。狭い所にあちこちに散在する歌碑、見落としのないように、コースガイドを左手に、右に、左にへと歩を進め、49首目の歌碑清原元輔の「ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越匙とは」の歌碑にたどり着きました。大堰川沿いに降り、川下りの船を見ながら、トイレ休憩を取り、渡月橋を渡り、最後の嵐山東地区に向かいました。続後撰集2首、金葉衆5首、千載集14首をめぐり、小式部内侍の「大江山いくのの道遠ければまだふみも見ず天の橋立の歌碑前で記念撮影をした後、ゴールに向かい、阪急嵐山駅行きと嵐山中ノ島公園行きの分かれ道で、IVV配布し、解散し各自、帰途に着きました。百個の石を集める難しさ、大小様々な大きさの石に一首を彫り込む技に深く感動するとともに、新しい嵐山の楽しみ方を発見した喜びに満ちた一日となりました。
紀友則
ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく
花の散るらむ
柿本人麻呂
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を
ひとりかもねぬ
嵐山東地区での記念写真
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